アトリアについて

ごあいさつ

川口市立アートギャラリー・アトリアは平成18(2006)年4月にオープンしたアート施設です。 令和5(2023)年4月1日より株式会社21世紀文化芸術研究室が川口市から指定管理を受け、管理・運営業務を担っています。

川口は、古くは日光御成街道の宿場町として栄え、また鋳物や植木など数百年と続く産業と芸術文化が密接に繋がってきました。時代は流れ、東京のベッドタウン、暮らしやすい街として現在でも人口が増え続けていますが、文化面においても、JR川口駅の西口公園内に、日本を代表する彫刻家たちの作品が点在しているのは全国的にも珍しく、芸術文化の誇れる環境が築かれてきた有数のまちであるということが伺えます。

私たちは、ものづくりの町・川口に脈々と受け継がれてきた地域の芸術文化、東京近郊という地の利を背景として集まった芸術家たちを、見直し、評価し、市民の皆さまにお伝えしていく使命を持って活動していきます。

アトリアの活動には4つの柱があります。

  1. 企画展覧会
  2. ワークショップなどの創作体験や実技講座、鑑賞講座
  3. 地域連携
  4. 貸しギャラリー

4つの柱をゆるやかに結びながら、広く市民に開かれたアートの拠点となるようにつとめます。

基本情報

川口市立アートギャラリー・アトリア
〒332−0033 埼玉県川口市並木元町1−76
TEL 048-253-0222

休館日
月曜日(祝日の場合は翌平日)・年末年始・設備整備期間
開館時間
10:00 〜 18:00(最終入場は17:30まで)

沿革

アトリアは、大型ショッピングモールや公園を有するリボンシティの中にあります。広く張り出したウッドデッキは、目の前の公園の芝生と一体をなし、ガラス張りのギャラリーからは子供たちが元気よく遊んでいる姿が見えます。

もともとこの一帯は、サッポロビール埼玉工場が1925(大正14)年より78年間にわたり操業していました。2003年の閉鎖後、サッポロビール株式会社から建物の寄贈を受け、川口市立アートギャラリー・アトリアが誕生しました。集成材を利用した木構造の平屋づくり(一部2階)で、人とアートが自然の広がりの中で触れあうよう設計されました。ギャラリーの床材は、サッポロビール工場の土台を支えた松杭が再利用されています。

アトリアの名称

「アトリア」とは、アート、アトリエ、リリア(川口総合文化センターの名称「リリア」)に由来する造語です。この施設が美術活動を通して市民の憩いの場となるようにとの願いが込められたものです。平成17年8月に名称を募集。全国46都道府県から寄せられた1649通(市内からは799通)の応募の中から厳正なる審査の結果「アトリア」が愛称として採用されました。